ウトヤ島、7月22日

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もしも日本でこの事件が起きたとして、
このような映画は作られるだろうか。
そう思いながら72分間が過ぎた。答えは否。
身悶えするほど悔しいけれど今の日本では無理だ。

森達也[ 映画監督 ]

少年少女が無差別に撃たれたという事実を描くためには、
客観ではなく主観で、観客に体験させる必要があった。
その覚悟がワンカットに込められている。

松江哲明[ 映画監督 ]

こわい…やめて…お願い…でも見るのを止められない。
「テロ」や「狂信」とは何かを改めて考えさせられる作品。
日常の「気軽」なヘイトスピーチや陰謀論が行き着く先は、
これ。多くの人に見ていただきたいです。

モーリー・ロバートソン[ ジャーナリスト ]

走る。振り返る。身を潜めようとする。
泣き、助けを呼び、互いを庇おうとしても守ってくれる大人はいっこうに来る気配がない。
なぜだ、いったい何のためにこんなにたくさんの命が‥‥
一瞬も目が離せず、銃声と子供の息遣いに心を奪われるように、カメラと共に私は島を回った。
回答の糸口が見出せないまま島を離れる一隻の小さな船に、わずかな希望の形を見た。

ロバート キャンベル[ 日本文学研究者 ]

人間の生きる意味を、根元から問いかけて、
深く、重く、激しく、美しく伝えられ、
ぼくの中で何かが変わった

浅井愼平[ 写真家 ]

平和を当たり前のように享受するウトヤ島での惨劇は、
日本で暮らす私たちに降りかかるかもしれない潜在的な恐怖を映し出す。
なぜ殺戮が起きたのか。その動機は一切語られない。
逃げ惑い、泣き叫ぶ若者たちを撮影する一台のカメラは事件の目撃者の一人のよう。
日常に潜むテロの脅威を当事者の視点から捉えた衝撃的な作品だ。

桜木武史[ ジャーナリスト ]

無防備な若者に武装しているテロリストに何ができるか。
小さな島で逃げる事も限界。
自分だったらどうする?と思いながら最後まで緊迫!
撮影の手法が斬新でよりリアル。観る人が被害者と一体感でその日の恐怖を経験。
主人公のカヤが悲惨な状況で勇気を出して妹を必死に探す姿が忘れられない。

デーブ・スペクター[ 放送プロデューサー ]
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